授業で一人ひとりがタブレットを使用するようになって、自宅でタブレットを使用する機会も増えました。
自宅にインターネットに接続する環境がない児童生徒に向けて、学校からWi-Fiルーターの貸し出しがされていますが、何をどうしたらいいかお困りの保護者の方もいらっしゃると思います。
そこで、学校貸し出しのWi-Fiルーターとその接続方法について簡単にまとめました。
貸し出しているWi-Fiルーターについて
学校で貸し出しているWi-Fiルーターは、富士ソフトの「+F FS030W」です。
タブレットはWi-Fiルーターに無線で接続し、Wi-Fiルーターがインターネットに接続することで、タブレットがインターネットに接続することができます。
別途通信事業者との回線契約が必要
Wi-Fiルーターでインターネットに接続するためには、通信事業者と回線の契約をする必要があります。
通信事業者は主要の3キャリア(docomo、au KDDI、ソフトバンク)のほか、「格安SIM」を提供する会社もたくさんあります。
契約でもらえる「SIMカード」をWi-Fiルーターにつけることで、インターネットに接続できるようになります。
SIMカードはショップ、ネットや家電量販店で購入
SIMカードは、①回線事業者のショップで契約して受け取る、②回線事業者とネットで契約して送ってもらう、③家電量販店や一部のコンビニ等で先にSIMカードを購入した後ネットで契約する、などの方法で入手します。
SIMカードのサイズに注意
SIMカードには「標準SIM」「マイクロSIM」「ナノSIM」と3種類のサイズがあり、違う大きさのSIMカードは使用できないので注意が必要です。
適切なサイズに切り取って使う「マルチカットSIM」を提供しているところも多いです。
学校貸し出しの「+F FS030W」のSIMカードのサイズは「マイクロSIM」です。
通信で使うデータ量の目安は一人あたり5GB/月
教育委員会に確認したところ、児童生徒がひと月に使う通信データ量の目安は、5GBとのことです。
たとえば兄弟二人で使う場合は、10ギガになります。
通信事業者との契約プランの参考になさってください。
契約はウェブサイトまたは実店舗で
ウェブサイトでの申込み
スマートフォン等で回線事業者のウェブサイトから申し込みができます。
下記に参考として、格安SIMカードの提供事業者を紹介します。
契約時、初期費用やSIMカード発行手数料などがかかる場合があります。
プランは様々ですが、通信量をひと月5ギガとした場合、毎月かかる費用は、データ通信専用プランでおおよそ1,200円~1,600円といったところです。
参考
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データ量をシェアする追加SIMという方法もあります
保護者の方がデータ通信使い放題のプランで契約している場合など、安い利用料で追加のSIMカードを発行できる場合があります。
通信事業者の多くが、2台目のデータ通信を安く済ませるプランやオプションとして「データシェア」を提供しています。
くわしくは契約している会社のウェブサイトやショップで確認してみてください。
参考
データプラス|料金・割引NTTドコモ
参考
データシェアau
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データ通信専用料金プランソフトバンク
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大手家電量販店でおまかせ
格安SIMの利用が初めて、設定等がよくわからない、という方は実店舗での契約が顔も見えて安心です。
たとえば大手の家電量販店にタブレットとルーターを持っていき、SIMカードの購入から契約、設定までお願いするという方法もあります。