小学校高学年のスマホまたは携帯電話の所有率は55.5%です(2018年内閣府調査)。
また、ICT教育が始まり小学生に一人一台タブレットを使用する授業が始まったこともあり、子どもたちがインターネットに接する機会は確実に増えています。
子どもたちがインターネットに触れることでどのような危険があり、子どもたちを守るために何をしたらいいのか、簡単にまとめました。
インターネットを利用することで起こるトラブル
ネットを利用することで、子どもたちはさまざまな危険にさらされています。
- スマートフォンの使いすぎによる生活リズムの乱れ
- 「ながらスマホ」による事故・怪我
- 何気ない言葉による人間関係のトラブル・いじめ
- 自撮り画像や個人情報をネットに流してしまい回収不可能に
- ネットで知り合った人を信用し事件や犯罪に巻き込まれる
- 保護者に内緒で課金、購入したことによる金銭トラブル など
総務省のサイトには「インターネットトラブル事例集」が掲載されています。
実際に起こった事例が紹介されているので、ぜひ一度目を通してみてください。
ペアレンタルコントロールをしましょう
保護者が子どものネット利用環境を整えてあげることを 「ペアレンタルコントロール」 といいます。
アプリごとに利用を許可したり、長時間の利用を防ぐ時間設定など、できることはたくさんあります。
また、そのためのサービスも各社から出ています。
フィルタリングサービスの利用を
フィルタリングは、子どもたちを違法・有害な情報との接触から守り、安心・安全にインターネットを利用する手助けをするサービスです。
携帯電話事業者など各社でサービスを提供していて、子どもの年齢や家庭のルールに応じて設定することができます。
使用する端末ごとにフィルタリング
スマホやタブレットのOS、契約する携帯電話事業者によって、利用可能なフィルタリングサービスが異なります。
また、Webとアプリの両方に正しい設定をすることが大切です。こちらを参考にしてください。
ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク・ワイモバイル
あんしんフィルター
※一部の機種では、あんしんフィルターではなく、OSの機能や他のアプリ(例:Google が提供しているファミリー リンク)等を使用する必要があります。購入もしくは機種変更の際にご確認ください。
その他の携帯電話事業者
各事業者が提供するフィルタリングサービスもしくは、各種フィルタリングアプリ等
※「iフィルター」 等のフィルタリングアプリ、もしくはフィルタリング機能が備わっているセキュリティアプリが利用可能。
なおこれらのアプリは、あんしんフィルターが使えるスマホや契約の切れている古い機器等にも導入・活用できます。
ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンク・ワイモバイル
あんしんフィルター・スクリーンタイム
※iPhoneやiPadは、基本的にあんしんフィルター等のフィルタリングアプリで制御できるのはWeb接続のみとなります。
アプリに関するコントロールについては、Appleが提供しているスクリーンタイム等を使用する必要があります。
その他の携帯電話事業者
各事業者が提供するフィルタリングサービスもしくは、各種フィルタリングアプリ等
※「iフィルター」 等のフィルタリングアプリ、もしくはフィルタリング機能が備わっているセキュリティアプリが利用可能。
なおこれらのアプリは、あんしんフィルターが使えるスマホや契約の切れている古い機器等にも導入・活用できます。
家庭でルールをつくりましょう
多くの家庭では、インターネットの利用について家族で話し合ってルールを作っています。
- みたい、あそびたいときは、お父さん・お母さんにかくにんします
- あそんでいいのは1日__まで
- 自分にあったゲームやアプリか、お父さん・お母さんとかくにんしてから、あそびます
- おふとんにはいる前は、つかうのをやめます
- ごはんの時間は、つかいません
- ひとがお話しているときは、つかいません
- 「いつまで」「どれくらい」等、子どもにもわかりやすいものにしましょう。
- 作ったルールをちゃんと守れるか、お試し期間を設け、守れたらほめてあげましょう。
- ルールを守れないときは、3日間保護者がゲーム機を預かるなどのルールを設け、ルールを守る習慣をつけさせましょう。ルールがあまり守れないときや、子どもの成長に応じてルールを見直しましょう。
まずは大人がお手本に
子どもたちだけに守らせるのではなく、まずは大人がお手本となって、家族全員で守っていくことが大切です。
作ったルールは家族の目にとまる場所に貼るなどしてみんなで守りましょう。