袋井市教育大綱について

日々の授業で存在を承認する ~南の丘学園~

南の丘学園では、児童生徒がお互いを認め合う「存在の承認」を大切にしています。
その取組は特別な活動ではなく、日々の学校生活や園生活の中で実践されています。

9月30日(水)南の丘学園袋井南中学校では、3年生理科の授業を通して、日々の授業の中で実践されている4つの承認(存在・意欲・行動・成果)について研修会が行われました。

指導者は山本舞教諭(写真中央)

生徒自らが考えを共有したり、お互いの考えを出し合ったりする場面を意図的に設定。
ワークシートも自分の考えを表しやすいように工夫。
生徒同士が自分の考えを表現し、積極的に友達とかかわる場面が多く見られました。

実験の結果から考察を話し合う

放課後は全職員で授業を振り返り、研修を深めました。

授業の様子をふせんで整理する

山本教諭の笑顔、生徒への丁寧な言葉遣い。
「教師の姿も、生徒の存在を承認し、人権感覚を醸成していく要因となる」などの意見が聞かれました。
講師の岡本康哉特任教授(静岡大学)からは、「あいさつを交わすことだけでも、自分の存在が相手に受け入れられる。日頃の何気ない言葉、気遣いに『存在の承認』のヒントがある」などの講話がありました。

講師の岡本康哉特任教授(静岡大学)

10月には南の丘学園の小学校でも、岡本特任教授による講話が開催される予定です。

※南の丘学園袋井南中学校は令和2~3年度、静岡県の人権教育の指定校として「自分らしさを生かして、共に生きる」生徒の育成という研究テーマのもと日々の教育活動に取り組んでいます。