市内の小中学校の先生方は例年この時期、冬場の強風による砂ぼこり対策として放課後にグラウンドへ防塵剤(塩化カルシウム)を散布しています。
2学期の締めくくりに向けて「猫の手」も借りたいこの時期、学校に手を差し伸べたのは「地域の手」でした。

11月6日(日)午後、山名小学校の運動場に集合したのは、週末を中心に子どもたちにサッカー、野球、陸上を教える指導者や保護者ら25名でした。
「散布のスペシャリスト」を自称する松井校長先生から、地面にたたきつけるように散布し、広く粒剤を広げる方法を伝授され、軽トラック5台を使用し、荷台から合計2.5トン分の防塵剤を手作業でグラウンド全体に散布。
山名スポーツ少年団の山下雄司監督は「自分たちも使用する運動場のこと、今後も出来ることは協力していきたい。」と。
校長先生からは「多くの地域の手で、今年は教員の多忙を回避し、また、例年の半分以下の時間で作業が完了できました。」と感謝の言葉がありました。

