袋井市教育大綱について

水難事故から子どもを守ろう!

暑い日が続くこの時期、毎日のように海や川での事故が報告されます。
筆者も若い頃に川遊び中におぼれた経験があり、その当事者であるからこその対策を皆さんと共有します。

20代前半の頃、グループで川でのキャンプ出かけた際、スイミングクラブ経験を過信し、参加者の安全ために川の深さを確かめようと、川に入り、徐々に深い方向に進んで行きました。
足元の小石が軽く、いつしか足が川底に着かなくなったとき、水の流れが岩場にぶつかる深みにはまり、泳いでも泳いでも浅瀬に戻ることができなくなってしまいました。
力尽きて水中に2度も身体が沈んでしまいました。アッという間の出来事です。
体力が尽きて意識が遠のく中、結果として、いつしか渦の中から抜け出して下流に流され、川底に足が着いた時、知人の声で我に返りました。
こんな経験をした私だからこそ、皆さんに送る「事故が起こる前」の重要なアドバイス!

  1. 「溺れた際、力を抜いて流れにまかせて浮きましょう!」の自己防衛は無理
    頭では理解はしていても、緊急時に自分一人で冷静な判断はできません。(自分がそうでした。)
  2. 自己過信は禁物!
    夏バテ、準備運動不足など、また、大人にとってはバーベキューでの飲酒も重なる場合が多く、普段の体力とは違う状態での水遊びには危険がいっぱいです。
  3. 自然相手では想像もつかない偶然が発生
    川岸などから見える澄んだ穏やかな川面の様子も、水中に入ると足をすくわれるような急な流れや渦などが発生している場合があります。
    また、人工的に作られた壁や段差には特に注意! 
  4. 楽しく遊んでいるように見えて、深みにはまったり、急な流れに足をすくわれるなどの事故は急な出来事!助けに飛び込んだ仲間が逆に命を落とすことも数多く報告されています。

アドバイス「大人の責任で水難事故が起こる前の事前準備を!」

  • ライフジャケットの着用を!
    子どもの水難事故のほとんどは着けていれば防げた可能性があります。
    ライフジャケットは海や川のシートベルトです。
  • 遊ぶ水辺範囲の安全を、事前に必ず大人が確認し、その上で子どもを遊ばせる。
  • 子どもだけの水遊びは避け、必ず、近くで大人が見守りましょう

水辺での安全について書かれたハンドブックです。
ぜひご覧ください。