これからの学力は、単なる知識の習熟ではなく、知識を使って考え、工夫する力と、知りたい・人の役に立ちたいという意欲も含めたものとなります。
子どもたちの多くは、将来、今は存在しない職業に就くといわれており、急激な社会の変化に合わせ、学びも変えることが必要です。
袋井市では、子どもたちの学力を高めるため、次のような取り組みをおこないます。
生徒が実感できる学力向上
「袋井版学力調査」の実施
学力調査の結果から指導のポイントを把握し、効果的な指導につなげていきます。
対象…小学5年生、中学2年生
学力向上ICTサポーター
学力調査の結果を分析し、学習課題を把握することで、ICT機器や教材を活用した課題解決に向けた授業支援を行います。
「家庭学習のすすめ」の配布
主体的に学ぶことの必要性や家庭学習における保護者の関わり方などについて解説したものを配布し、家庭学習の充実を図ります。
ICTを活用したわかる授業の実践
タブレット端末の導入
タブレットを使用した調べ学習を行うことで、児童生徒の情報活用能力を向上させます。
全小学校にデジタル教科書を配備
教科書や資料集をスクリーンに投影し、音声や映像を使った分かりやすい授業を行います。
グローバル化に対応した英語力向上
小学校低学年からの英語活動の充実
英語DVD教材の活用や英語指導助手(ALT)の計画的派遣など、小学1年生から英語に慣れ親しむ環境づくりを行います。
英検チャレンジの推進
英語学習に取り組む児童生徒を応援するため、参加費1,000円で英検にチャレンジできる事業を行います。
イングリッシュデイキャンプの実施
生きた英語体験学習を通じて、英語の楽しさを学び、英語によるコミュニケーション能力を向上させます。
参考
広報ふくろい令和元年10月号 特集:幼小中一貫教育で「英語力」を身に付ける!(PDF)袋井市ホームページ
児童生徒に向き合う時間の確保
レインボープランの充実
子ども一人ひとりが抱える問題に対応できるよう、教員が児童生徒に向き合う時間を生み出し、支援体制の充実を図ります。
小中一貫教育サポーターの増員
小中一貫教育の推進を担当する教員の支援等を行います。
4人 ➡8人(各中学校に2人配置)
スクールサポートスタッフの増員
授業準備、給食指導、昼休みの安全巡視等を行います。
小学校:13人 ➡25人(+12人)
中学校:5人
特別支援学級等支援員の増員
幼稚園:43人 ➡47人(+4人)
小学校:35人 ➡42人(+7人)
中学校:12人 ➡13人(+1人)
各種支援員の配置
- 学校健康安全支援員
- 不登校別室登校生徒支援員
- 外国人児童生徒サポーター など
地域と連携した教育の推進
コミュニティ・スクールの充実
保護者や地域の皆さんの意見を学校運営に反映させ、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支えます。
「地域学校協働本部」の設置
学習環境を充実させるための協議の場を地域に設け、地域で子どもを育てる環境づくりを行います。
地域で支える子どもたちへの学習支援
放課後や休日、長期休暇に、地域の教育力を活用した、学習支援活動を推進します。